ベネチア編 後編
ビエンナーレのもうひとつのメイン会場はアルセナーレにある旧造船所。こちらでも各国のプランによる国別展示と、総合ディレクターによる国際的な企画展示《The Encycliprdic Palace》の作品が盛りだくさん。
Lin Xueの細密な絵画の一部に発見、N君命名「にっこり家族」。
細密な・緻密な、気の遠くなるような、さまざまな人と想像力による作品が企画展示には多く観られました。じっくり観ていたいけど、作品量も膨大なので、急ぎ足。。
スパイスの山。
その香りの中ブランコに夢中のN君。
アルセナーレに出来た新館Sale d’Armiにて。大好きなヘッドホンから聞こえる中東の音色に、また他の場所の存在を感じてもらえたかな。
天井に吊された大きな木が揺れて怖いときは、9様を楯に。
走り出すN君。
日陰を目指していたんだね。
先達の友人の一押しDIYのグルジア館からの眺めに、友人の『好きな感じ』を思い出したり、勝手に想像して納得したり。
対岸にも作品がありましたが、渡し船は不親切なことに一方通行(戻ってくる便なし)なので、時間を考慮して諦めました。
アルセナーレは端まで行ったら、また入口に戻らなければいけません。小さなシャトルをお兄さんが運転しているので、帰りは乗せてもらいました。これが、眺めが良い上にスリリングなスピードで、オススメです。
この後街中に戻り、アンゴラ館などを見て回りました。
グリマーニ宮で開催の、『IN GRIMANI』と題された三嶋りつえさんのガラス作品展。日本でしか観たことが無かったので、製作されている土地とこの場所で観られたことは嬉しく思いました。会場にはこの邸宅を研究された深田麻里亜さんという方の原稿が置かれていて、読みながら建物の中を見回して楽しみました。
アートコレクターであったペギー・グッゲンハイムの美術館にも行きました。アートに囲まれたペギーの写真に、ジャルディーニのギリシャ館で観たステファノ・ツィヴォプロスの映像作品が蘇り、アートに市場があることをひしひし感じたり。
帰り路は、長い長い飛行機の旅。
N君の中の百科事典に、加わったことはなんだろう。