学生時代から関わっているアートプロジェクトの定例会のため、N君お迎えも9様に任せて仕事終えてから根津へ。
長崎で被爆した柿の木の実から育てた苗木を、世界各地に植える活動を広めるこの
柿の木プロジェクトのボランティアを始めて12年。一時期のように積極的に関われてはいないけど、定例会では毎年春先に植樹された各場所のVTRを見せてもらえて元気が出るので、いつも参加するようにしている。
イタリアに植わる木々のイベント映像では、被爆2世の柿の木の生みの親である樹木医の海老沼先生と、撮影とアテンドを担当された写真家の荒木さんが、イタリアのノリで事前説明もないままに連れ回されていたという、回想話がほんとにおかしかった。
また、植樹地からのメッセージやお土産がいつも素晴らしく、モヤモヤとしたキノコ雲の絵の上にトレーシングペーパーを重ね、キノコ雲の形が青々とした葉と実をつけた柿の木になっている絵が良かった。PACE(平和)の旗も、何にしても、異なる感覚で作られていること、そうした表現をぞくぞくと生み出していることにいつも感動せずにはいられない。
今日は特別、研修で都内にいらしていた海老沼先生の奥様や息子さんも参加され、定例会を終えてから皆で会食。帰り着いたのは日が変わる頃になってしまい、父子は平和にもう夢の中zzz。
それと、今日の定例会内で宮島達男さんが福島原発の件をふまえ、「このプロジェクトも、また違う意味を持つようになったと感じる」と言われた。私もそう思う。大きな負と、向き合う希望。
うまく言えないけど。