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ATELIER YAUYAU
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カテゴリ:arts & life( 254 )
革のまち墨田へ_2
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急な木造の階段を上った先の2階の、高い天井の下。
すごい数の、トカゲの革。
なめしを済ませ、皮から革(カク)になったとことろ。この光景、そういえば前にも(⭐︎


いつもお世話になっているソラマチのまち処スタッフさんが、お取引先のエキゾチックレザーのタンナーさんを見学に行かれるというので、ご一緒させてもらいました。私が扱えるのは型押しされた牛や豚の革で、鱗のあるものは知らないことが多く手が出せず、この機会に伺ってきました。エキゾチックレザーは、ワニとかトカゲだけでなく、象やエイやいろいろ、牛・豚・鹿・馬・羊等のような一般的なものではないものをまとめた総称です。
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青いリングには、産地の記載。ワシントン条約に従った取引を経て渡ってきたしるし。

なめしの工程が複雑で、鱗を取り除いたり元の模様を消したり。エキゾチックレザーは、流通に大変な手間のかかるだけでなく、工程も個体差・産地差を踏まえて判断をして対処していく、専門的な技術者さんありきのもの。

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ここもまた別の木造階段上の2階にある、何十年も続けられている職人さんの手加工部屋。一度塗った色を、拭き落として、ひだに色を入れる作業をされていました。
夏はどんなに暑いだろうか。

お話くださった方は、一枚一枚をこの子と呼びました。
「個性を尊ぶ種類の革なんです」

そして、この世界を成り立たせている価値観、ふの見方やクラシックな判断基準は、知ることで倣うことが出来ること。鱗の模様を縦にして、竹に見立てたりも。素晴らしいお仕事と、それが保たれる領域を、惜しみなく見せていただけて、感謝しながら帰りました。
じわじわ来るんだろうな、この経験。
この個性に出会った時に、何か出来るように、なりたいです。





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by atelieryauyau | 2017-03-24 22:36 | arts & life | Comments(0)
絵葉書
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先週末、一泊二日で実家に帰省してきました。

目的は親戚のお見舞いだったので、あまりあちこち出歩く気分にもなれず。ちょうど東京で見逃した『ゴッホとゴーギャン展』が愛知県美術館に巡回していたので、N君と行ってきました。
混んではいたけど、東京の「混んでる」具合と比較すると大したことなく、じっくり観られました。めいめいに観た後のお楽しみは、絵葉書選び。ゴッホの《種まくひと(ミレーによる)》と《古い教会の塔》というN君のセレクションの妙を、すでに先に展示を観ていた私の両親は「どっちも良かったね〜」と頷いてました。渋い時代が来たものだ。

絵葉書は9様へのお土産になり、今は自宅の壁に。
隣には昨年春に訪れた犬島の絵葉書。今年の春はどこに行こうかね。

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先月後半に入稿した次の案内が届きました。
7日納期でお願いしたのに、3日くらいで届いたので、節分前には春の気分を先取りしていました。印刷物が手元にあるだけで、無かった頃とはいろいろ違って見えます。絵葉書一つ、侮れません。
春休み前の一仕事、まだまだもりもり。今週はバッグ、たくさん進めますね。

ソラマチ展示のご案内のお送りは、来週以降になりそうです。





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by atelieryauyau | 2017-02-07 12:50 | arts & life | Comments(0)
2017年あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

仕事はじめは5日から。
とはいえ昨年末の大掃除はすべてが中途半端でしたので、あちこちのやりかけにゆく先々で足を止めるはめに。。ニワトリ並に落ち着かないスタート。
今日になってようやく、作業机に飾ったお花を降ろして、道具を戻し、この先2ヶ月の進行表を広げました。
まだ書き込む前の、白い状態。
書き込んだらね、3連休もたぶん消えちゃうね。

抱負は引き続き、greenthumbです。
園芸にこだわらず、活かし育てる手。今年はさらに、愛でることを楽しみ、時期を逃さない、ちょっとピリッとした感じで行きたいと思います。

***

元旦はアクア・トトぎふ へ。
淡水魚の水族館ですが、カピバラさんにN君が餌やり体験できました。
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「ごはんー」
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N「奥のあのこにあげよう」
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『スクッ』
N「!!」
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N「はやっ!!」

餌をもらえてない奥の子にあげたかったのに、
驚くような速さで手前の子に飲み込まれました。




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by atelieryauyau | 2017-01-06 11:38 | arts & life | Comments(0)
2016年ありがとうございました

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ATELIER YAUYAU 2016年出展記録

4月16.17日『ささや市』すみだパークギャラリーささや 東京
4月22.23日『te.te.te』boule 宮崎(作品のみ)
4月29日『森のことりえ』森下三丁目会館 東京
5月27~6月1日『craft center sumida』 東京ソラマチまち処 東京
6月3~8日『新墨田鞄工会』 東京ソラマチまち処 東京
6月17.18日 『クリエイターズマーケット vol.34』ポートメッセ名古屋 愛知 
10月1, 2日『sasaya art market voi.1』 すみだパークギャラリーささや 東京
10月22日『第11回 すみだ川ものコト市』 牛嶋神社 東京
11月22~24日『te.te.te』boule 宮崎(作品のみ)
12月2~7日 個展『こは ひきて ぞ 2016』神楽坂フラスコ 東京
12月11日『森のことりえ』森下三丁目会館 東京


控えめにしたつもりでしたが、振り返ってみると、今年もあちこちで出展する機会をいただけました。声をかけてくださる方、手を差し伸べてくださる方がいなくては出来ない事ばっかりで、墨田区の仕事や保育園&学校友達、郷里岐阜の繋がりと、活動してきたここ6年間のご縁。知人友人家族に支えられてきたんだなぁと、改めて気づくことが多く、涙もろい一年でした。
いつも、気づくの遅いんだよね、と、大掃除中にチラ見した20年くらい前の日記に思い、気づいた今こそ、御礼を。
礼。「ありがとうございました」


控えめにした理由は、個展という大仕事と、4月からの生活リズムの変化のためでした。これまで、18時くらいまでは安全な場所に保護されていたN君が、学童クラブを終え、彼の世間を広げる日々に入りました。「心配」という言葉では捉えきれなくて、見守ってみたいなという関心もあって、制作期間を長く取り、自宅に居る時間を増やしました。
この秋くらいから、N君は『冒険者たち』という、私自身が小学生の時に読んだ思い出深い本を気に入って繰り返し読み、話に浸っています。彼の心の世界が作られていくのを想像しながら、自分が作ってきた世界についても振り返ることになり、学生時代に関心のあった工芸に関する本を読み返すようになりました。
20年も前に読んだ時は分からなかったことばかり。読みふける日々の中で、最も心に沁みたのは、前田泰次先生の『現代の工芸』。初版1975年と、私が生まれる前の年の『現代』ですが、今、自分の縁や周りの方々の動きからして、今できることの一つの解だと思いました。

何のための、できることかな?
多分、自分のためだけじゃないこと。
ご興味ある方、お貸ししますので、声かけてくださいね。






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by atelieryauyau | 2016-12-31 01:11 | arts & life | Comments(0)
大森の「秋うらら」へ
大森のGallery FIRSTLIGHTさんで開催中の「秋うらら」展にお邪魔してきました。

帽子小屋 kita-kamakuraさんと、*シゲタアケミさんの二人展は本日5日が初日。ここ3年続けてきた「ゆいてあきないかわいとや」お休みの本年は、*シゲタさんのいちファンとして、一番乗りしてきました。
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ギャラリーは華やかな装いになるまきものや帽子がぎゅぎゅっと所狭しに並んでいます。目を引く色味の合間に、ベーシックなものがあったり、遊び心満載の小物があったり、帽子小屋さんとシゲタさんの小宇宙が混じり合ってて、引き込まれます。

小春日和の中、二番乗りされたお客様が、織りの風合いがふっくらと愛らしいピンクの帽子をお求めになるところに居合わせることができました。「あったかくて、かわいい」のがよくお似合いで。毎年こちらで、お客様の装う楽しみを分けていただいてたこと、思い出しました。

「春うらら」
場所:Gallery GFIRSTLIGHT
11月5日〜13日(11日休廊) 11時〜18時半/最終日17時まで
*シゲタさんの在廊は明日までですよっ!






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by atelieryauyau | 2016-11-05 23:21 | arts & life | Comments(0)
紙の話
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昨日の投稿に載せた、谷由起子さんのラオス生地販売会にて、紙も購入してきました。

例年は畳んであるのをいただくのですが、今年は同じ枚数がケナフ紐で結わえてくるくるしてあって、お得な感じ。くるくるしてあるのをさらに紙で巻いてケナフ紐でまとめてくださってて、マトリョーシカ状態の図↑です。

紙は、あんこに使っています。
あんことは、詰め物のこと。革は跡がつきやすいので、かたちを整えるためにあんこ=詰め物を入れます。すべてのバッグにこの紙のあんこを入れる訳ではなく、おもに革の袋を展示する時と、HPEの生地を使っているがま口に、入れています。製品ぽくならない感のあるものに、丁度よいように感じています。

かつて谷さんから、この紙は、神様(的なもの)に祈りを捧げるときに、切って散らしたり燃やしたりするために作られている、とうかがいました。
今は販売する目的でも作っているのでしょうが、紙とは文字や絵を記すためにあると思い込んでいた私には、驚きの使いみちでした。そう聞いたら、捨てられない。植物の繊維から漉いて作られた手仕事の時間とか風景、触りながら想像してしまう。
あんこに使ってしかるべきものを、
作れているかとひやりとしつつ。







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by atelieryauyau | 2016-11-04 23:42 | arts & life | Comments(0)
生地の話 2016
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今年の、生地の話。(過去の一覧はこちら

革のかごバッグの内袋に使用している絹は、ラオスの織物です。畑を耕し、綿花や、蚕が食べる桑の葉の栽培から始まる場所で、谷由起子さんがラオスの人々と作った生地の販売に今年も行ってきました。

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今年は、橙色に惹かれました。
谷さんは、裁断しながら、「格子柄は比較的切りやすいんです」と笑顔。
選んだ橙色の生地のある部分について、「狙っても出ない色なんです」って、また笑顔。

東京とはすごく対照的な場所と往来してものづくりを続けていらっしゃるのに、気さくで、丁寧で、優しいのです。所作には、生地への想いが伝わってきます。分けてもらえることが、ありがたい。

今回の展示は、11月3日〜6日まで。以前HPEのスタッフをされていた、Nさんのお宅での販売会です。住宅街のお宅での開催なので、住所の掲載は控えますが、すごくオススメ。
詳細はけろ企画さんのブログに載ってますので、ご興味ある方はこちらをご参照ください。







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by atelieryauyau | 2016-11-03 22:12 | arts & life | Comments(0)
生産中です_2016年10月_01
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1日に革が届きました。

10日ほど前に連絡した革屋の担当者さんが「イタリアからいつ届くか分からない」というモード全開だったので、まだ手元にある色も焦って予約入れてみたら、予想外にすぐ届きました。
しかも私の誕生日に届くという、粋な図らい。
ってほどでもないですがね、請求書も同梱ですからね。

私、40歳になりました。
30代は子育てと革の仕事の思い出がみっちりすぎるほど詰まっている。新しい革がこんな日に届くなんて、40代もそんな感じかなぁ〜なんて思いながら、納品された革を広げて、深呼吸。すごく良い香りに、にんまり。
以前より、素材の生々しさを愛しく思うようになってきました。

歳をとるって感覚は、正直まだよく分かりません。
でも、「若い」ってことは、分かるようになった気がします。
子供の頃、私の母が、いわさきちひろの言葉を引用して、「母さんは、若い頃に戻りたいなんて思わないの」とよく言ってました。(引用していた記事らしきものは、こちら→

私も戻りたいとは思わないけれど、若かった頃に持っていた「思い込みの強さ」みたいなもの、まだあのくらい欲しいけどね。
なんて思った節目の日でした。





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by atelieryauyau | 2016-10-05 21:01 | arts & life | Comments(0)
夏休み2016_後編_あいちトリエンナーレ
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「名古屋でメイソンジャーに入ったコーヒーを飲もうとは…」
しみじみ。だって喫茶クラウン、私には居づらいんだもの。

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八丈島旅行の翌週、あいちトリエンナーレの内覧会に合わせて帰省し、今回豊橋と名古屋2会場に作品を設置された大巻伸嗣さんにエールを送ってきました。大巻さんは同郷岐阜のご出身なので、個人的に勝手に、作品の変遷や場所や位置づけなど踏まえ感動しきり。

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3日間かけて愛知芸術文化センターと名古屋市美術館、長者町会場・栄会場をあちこち。お気に入りは、過去の賑わいとは比較にならないほど活気を失っているという長者町繊維街会場。使われていない部屋などにアートが入りこんで一時的に非日常的な場所になっていて、それが継続されてもう3回目となるというのに、近くの栄地区のデパート街の賑わいと相変わらず強烈な対比。開幕したばかりだから、お盆だから、というせわしなさをぬって、人足が伸びますように。

名古屋も岐阜もほんとに暑いので、途中で記憶や集中力が飛んでいたりするのですが、多くの作品がわっとある中で鑑賞したいと思うものを探したり出会ったり、見ている人を眺め、懐かしい街の今の姿を焦点を変えながら見て楽しみました。
見て回っている途中に、遅れて東京からやって来た9様に遭遇し、キャンディ・ファクトリー・プロジェクトの怪しい音楽がお互い口ずさめることに笑い、都市で行われていることの面白さについて語りました。SNS文字や広告への皮肉・電子音声の気味悪さなど、のどかな場所で触れるより都会のほうが身に迫るものがある。
賑やかで忙しない帰省の日々に予期しない要素が残るのが楽しい。これは住んでいる方々にとっても同じなんじゃないかなぁと。

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私もここに入り込んで、なんか読んでみたかったな。
岡崎・豊橋の会場にも行きたいし。駆け足じゃなくて体験したいと、まだあと引いてます。
あいちトリエンナーレは、10月23日までです。

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by atelieryauyau | 2016-08-26 19:49 | arts & life | Comments(0)
夏休み2016_前編_八丈島
夏休み、いただきました。
あらあら、もう終えてから10日も経ってますね(汗)。
前半は八丈島旅行、後半は実家の岐阜を拠点にあいちトリエンナーレ巡りをしてきました。今年は前後編でご報告します。

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八丈島は東京都なので、都立の学校の先生は転任されることがあります。先生の転任をきっかけにN君が島に興味を持ったので、海遊びを目的に出かけました。
八丈島は天気が変わりやすくてお天気雨がしょっちゅう。あちこちに虹が見え、朝焼けが美しく、夜空は満点の星。黒潮の海は暖かく朝から日暮れまで泳げて海も満喫。

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↑学校の門の上に南洋植物(びっくり)

このところアートイベントの行われている所に行くことのが多かったので、そうした介入のない地方が久々で、不便さも含め新鮮に感じました。

運行本数の少ない路線バスを活用し、島内の歴史資料館の閑散とした様子を眺め(冷房なし)、もしかしたらN君の通う小学校の先生がこの春から赴任されたかも知れない小学校の校庭遊具で遊び(炎天下)、暑い中熱い温泉に浸かった挙句暑い休憩室でまどろみ(冷房なし・電力自給だもの貴重ですよね)、農協や空港でお土産物を選びながらパッケージデザインや企画の素朴さというかそのまま具合に驚き、普段いかに便利で洒落ていて編集されたものに慣れているのかに改めて気付かされました。

整えられてなくても、随分楽しめるのだと。


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飛行は一時間足らずとあっけないものなのに、帰路の窓から見えるスカイツリーのある街は未来的で八丈島とのギャップがすさまじい。

このお膝元を自転車で走り回ってなんだかんだいつも焦っている日常、滑稽なものに見えました。ほんの数日でしたが、想像以上に良い時間でした。
八丈島、おすすめです。


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by atelieryauyau | 2016-08-26 19:29 | arts & life | Comments(0)