毎年恒例となっている、生地の話(
☆)
2017年は、東のN邸企画にうかがってきました。
10月17・18日の開催です。詳細は
けろ企画さんのブログにリンクしてさらにリンクを開いて御覧くださいね。
布は、革のかごバッグの内袋用と、革のがま口の内側に使わせてもらっています。豆敷は、一年に一枚だけ絞りに絞って選び、徐々に増やしています。
谷さんは、お変わりなく。
はっきりくっきりと、声を発されます。
昨日うかがったときは混んでいて、2月に放映されたテレビ番組『世界ふしぎ発見』をご覧になられた方や、直前の
OUTBOUNDでの展示からまた足を運ばれた方など、お客様めいめいとお話されているのが、よく通って耳に入りました。
私だけじゃなくて、たぶん皆さん、自分に向けられている声じゃなくても、その健やかなしたたかさが、しみていたんじゃないかと。
今年は工芸青花のblogに高木崇雄さんが豆敷について書いていらっしゃるのを(
☆)を読んでいたので、豆敷もまた違って見えました。谷さんのことと、ノイズと例えられた手の動き。
ご自分たちは、使わないって思いながら、
刺繍を刺しているんだろうな。
種から育てて採集した素材で作った生地で、
遠い異国で売られるものを。
自分の領域に入れたい、
って思わせる質が見えている谷さん。
そのノイズも含め、所有欲に任せる時間。
ほっこりとか
のんびりじゃないです。
この記事書いてて知りましたが、
したたかって、
強かだけじゃくて
健かとも書くんですね。
↑こっちのほうが、ぴったりです。