先週末に、
大地の芸術祭の里・新潟県十日町市を訪ねてきました。昨年夏滞在した
まつだいに、
柿の木プロジェクトの友達家族と数人でご挨拶と雪遊びの旅。豪雪地帯の彼の地も、今年は例年より半分以下の積雪だそうですが、夏の頃とはまったく違う景色は、訪問する度に驚かされます。
被爆2世の柿の木・長太は雪の中。昨年採れた十数個の実は、現地のじいちゃまが種をとって育ててくれているそうです。3世が芽を出すかな?
スキー場のリフトから。
N君と同じ年頃の友達のお子さんとたくさん滑って遊びました。私は、スキーは出来ます。そうは見えないと、しょっちゅう言われますが…。
囲炉裏のある方のお宅にて団らん。友達の子は、はじめてでも上手に空気を吹きかけ、火花かパチパチッと上がりました。
ストーブに放り込まれる薪は、地元の古材。取り壊されたよそのお宅の建材をいただいて、倉庫にとってあるそうです。雪の重みで家が潰れてしまう土地は、住む人の居なくなった家屋をそのまま空き家にしておくわけにもいかないのだとか。
冬の農舞台へも行きました。高低差が雪で埋まって、ホームから歩いて行けそうですがそれは雪国の錯覚。うかつに歩くと埋まりますよ。
里山食堂の作品の作家・ジャン=リュック・ヴィルムート氏は昨年12月に逝去されたそうです。この作品は好きなので、悼みつつ。
何度か訪れていますが、今回初めて出会ったのが、お汁粉!小豆・餅だけでなく、栗たっぷりですごく美味しい一品でした。すべてこの土地で採れたもの、野菜・山菜多めのこちらのメニューをいただいていると、豊かさについてしみじみ考えてしまいます。
その後、
キナーレで開催中の田中奈緒子さんの展示を観るために十日町へ。田中さんは、昨年柿の木プロジェクトのワークショップを開催された浅野みささんの親しいご友人で、私も20年前からの顔見知りです。
ドイツに暮らす彼女と夏の設営滞在中に駅でバッタリ会ったっけ、と昨年のことを思い出しながら、巡り来る次回の芸術祭について語り合いました。
N君、今回もあちこちお付き合いご苦労様。
まだまだスキーが滑れない彼には、来年はスキー教室に入ってもらおうと思います。彼の次の目標は、火焔型土器を見ることだそうで、「だって、国宝だもん」。
お宝、気になるよねぇ。
じゃ、雪が溶けた頃に。