人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ
ATELIER YAUYAU
yauyauyau.exblog.jp
鑑賞:あいちトリエンナーレ@各会場
N君を実家に預け、初の名古屋観光となる夫9氏とあいちトリエンナーレの納屋橋会場から鑑賞。コースは納屋橋→名古屋市美術館→愛知県美術館→大ホール公演《3Abshied》。
納屋橋会場の梅田宏明作品で、目を閉じて音と光を感じるものが身体的に苦痛で途中でリタイアし、白黒とカラーの2バージョンがあるというのに白黒のみで後引く気持ち悪さ。こんなのって初めて。9様は両方体験してうえーって言いながら出てきた。ばったり会った友人で都内で学芸員をしているIZ氏は並ぶの嫌いらしく入らず。もう何回も通ってトリエンナーレ観ているという彼は、これから長者町会場へ行くというので、一緒に昼食、9様とえびふりゃー。私は味噌カツ。うみゃー。
名古屋市美、イスラム文字の線香がよかった。黒川紀章設計のこの美術館、無駄なスペースが多くて非日常的だけど、そんななかで島袋道浩の篠島の日常をあれやこれやと眺める作品に婉曲的な皮肉を思う。愛知県美術館は最終日前日のためものすごい人で、時間にも余裕なくあまりじっくり観られなくて残念。トリエンナーレ広告によく出てきた草間弥生で写メをとりまくる人だかり。三沢厚彦のANIMALSもカップルや子供連れがわくわくと迷路を入っていく。見せ物のように、お行儀よく、良く出来たかわいらしい動物彫刻に、かつての工芸品を思った。
《3Abshied》は、アンサンブル・イクトゥスの演奏の中、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルが踊り、ジェローム・ベルが振付や提案をしながら進んでいく実験的な舞台。アンヌの語りを日本人が訳し、演劇を観ているように演奏やダンスや提案や実験が舞台上で行われるのを観ることになる。アンヌのロマンティックなダンスを予想していた身としては違和感を感じることはあったが、「死」「別れ」というテーマに取り組んだアーティストの苦悩をひとつの舞台演目にしたんだなーと、思いは伝わってくるステージだった。
by atelieryauyau | 2010-10-30 23:02 | arts & life | Comments(0)
<< テレビに映りました。 鑑賞:Rosas danst ... >>